2016年1月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↓先行↓で売りサイン点灯

内閣府から2016年1月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。

なお、前回(2015年12月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2016年1月の景気ウォッチャー調査の結果は2月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

現状判断DI 先行き判断DI
原数値 46.6 (-2.1) 49.5 (+1.3)
季節調整値 48.5 (-2.0) 49.4 (-1.7)

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比2.0ポイント下降先行き判断DI前月比1.7ポイント下降でした。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は売りとなります。

日経平均株価と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)の推移です。

2015年12月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインと日経平均株価

2015年12月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインと日経平均株価

先月の発表時点(2016年1月12日)の終値は17,218.96円、現時点(2016年2月8日)の終値は17,004.30円ですので1.2%程度下落しています。

東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインとTOPIXの推移です。

2015年12月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインとTOPIX

2015年12月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインとTOPIX

TOPIXも先月発表時点(2016年1月12日)の終値は1,401.95円現時点(2016年2月8日)の終値は1,380.41円ですのでこちらは1.5%程度の下落でした。

売買判断

 

2015年11月に買いサインが点灯して以来、3ヶ月での売りサイン点灯となりました。2015年11月に日経平均を100万円投資していた場合は、2月8日の終値で売ると約13万5千円の損失となります。

個人的な感触ではやはり最近の景気ウォッチャー投資法のサインは割と短期で買→売になってしまう傾向があるようです。うまく相場の波をとらえていれば言うことはないのですが、今回は損失ということで、一回前のサインで売買した利益分が相殺された形になりました。

ルールの微調整が必要かもしれません。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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