2017年1月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↓先行↓で売りサイン

内閣府から2017年1月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。今回は次のようにまとめられています。

「持ち直しが続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、引き続き受注や求人増加等への期待があるものの、海外情勢への懸念の高まりがみられる」

2016年度最後の発表です。なお、前回(2016年12月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2017年1月の景気ウォッチャー調査の結果は2月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

なお、2016年10月の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています

現状判断DI 先行き判断DI
季節調整値 49.8 (-1.6) 49.4 (-1.5)
原数値 48.6 49.7

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比-1.6ポイント下降先行き判断DI前月比-1.5ポイント下降でした。現状判断DIは7ヶ月ぶりの低下となりました。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は売りサインとなります。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

発表日(2017年2月8日)の終値は日経平均株価が19,007.60円、TOPIXが1,524.15円で、それぞれ 0.66% と 0.73% の下落となっています。

なお、今回は売りサインですので前回の買いサイン(2016年7月時点)で日経平均を100万円分購入していたとすると、差益は129,326円となります。

売買判断

2015年12月以来の売りサインとなりました。前掲のグラフをみていただいてもわかりますが、少なくとも前2回に関しては景気ウォッチャー投資法ではほぼ値動きの底と天井を拾えており、毎回10%以上の差益を実現できています。

景気ウォッチャー調査の総論にもあるように一服感があるのは正しいように思えます。これからの見通しは不明ですが、全体として景況感が低下気味であることは間違いなさそうです。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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