2016年6月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↓先行↓
内閣府から2016年6月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。
なお、前回(2016年5月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2016年6月の景気ウォッチャー調査の結果は7月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
原数値 | 41.2 (-1.8) | 41.5 (-5.8) |
季節調整値 | 39.9 (-0.7) | 39.7 (-4.9) |
景況感の実態を表す季節調整値は、先月に引き続き現状判断DIが前月比0.7ポイント降下、先行き判断DIが前月比4.9ポイント降下でした。特に先行き判断DIは2月以来の大幅な降下となっています。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は見送りとなります。
日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。
発表日(2016年7月8日)の終値は日経平均株価が15,106.98円、TOPIXが1,209.88円で、いずれも一月で 10%を超える大幅な下落となりました。
売買判断
Brexit イギリス国民投票によるEU離脱決定を受けて、リスクオフのムードが一気に高まり、特に日本では円高株安が進行しています。
先月は現状・先行きともにプラス傾向だった景気ウォッチャー調査の結果もまた大幅な下向きに戻ってしまいました。
しばらくは景気ウォッチャー投資法のセオリーにしたがい、静観しておくのがよさそうです。
景気ウォッチャー調査結果の履歴
- 2016年5月(2016年6月8日発表)
- 2016年4月(2016年5月12日発表)
- 2016年3月(2016年4月8日発表)
- 2016年2月(2016年3月8日発表)
- 2016年1月(2016年2月8日発表)
- 2015年12月(2016年1月12日発表)
- 2015年11月(2015年12月8日発表)
- 2015年10月(2015年11月10日発表)
- 2015年9月(2015年10月8日発表)
- 2015年8月(2015年9月8日発表)
- 2015年7月(2015年8月10日発表)
- 2015年6月(2015年7月8日発表)
- 2015年5月(2015年6月8日発表)
- 2015年4月(2015年5月13日発表)
- 2015年3月(2015年4月8日発表)
- 2015年2月(2015年3月9日発表)
- 2015年1月(2015年2月9日発表)