2017年11月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↑先行↓

内閣府から2017年11月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。今回は次のようにまとめられています。

「緩やかに回復している。先行きについては、人手不足やコストの上昇に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」

なお、前回(2017年10月)の結果はこちらをご覧ください。

スポンサーリンク

景気ウォッチャー調査の結果

2017年11月の景気ウォッチャー調査の結果は12月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

なお、2016年10月の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています

現状判断DI 先行き判断DI
季節調整値 55.1 (+2.9) 53.8 (-1.1)
原数値 52.4 51.7

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比2.9ポイント上昇先行き判断DI前月比1.1ポイント悪化でした。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回はホールドとなります。6月時点で買サインがでていますので、ポジションがある場合は維持、ということになります。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

発表日(2017年12月8日)の終値は日経平均株価が22,498.03円、TOPIXが1,786.25円で、それぞれ先月より -1.62% と -1.48% と少し落ち着きを見せています。

売買判断

最近はもっぱら仮想通貨の爆上げが取りざたされていて、株価も十分に上がってきているのに、どうも影が薄いですね(笑)

仮に6月時点で100万円分の日経平均を買っている場合はこの時点で12万ほどの含み益となっています。さて、来年はどのような年になるでしょうか。

そういえば毎年12月発表時に行われている「**季節調整値の評価替え**」がありませんでした。評価基準が季節調整値になったことで、評価替えするのをやめたのか、評価替えの時期が変わったのか、今のところ不明です。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

ランキングに参加しています。イイネと思った方は、ポチっとしてもらればうれしいです。
ブログランキング・にほんブログ村へ

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です