2016年3月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↓先行↓
内閣府から2016年3月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。
なお、前回(2016年2月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2016年3月の景気ウォッチャー調査の結果は4月8日15時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
原数値 | 45.4 (+0.8) | 48.2 (-1.5) |
季節調整値 | 44.6 (-3.0) | 45.7 (-0.4) |
景況感の実態を表す季節調整値は、先月に引き続き現状判断DIが前月比3.0ポイント下降、先行き判断DIが前月比0.4ポイント下降でした。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は見送り(あるいはポジションをもっている場合は売り)となります。2月の発表時に売りサインがでています。
日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。
現時点(2016年4月8日)の終値は日経平均株価が15,821.52円、TOPIXが1,287.69円で、いずれも一月で 4~5% と大きな下落を示しています。
売買判断
日本の株式相場は下落基調を維持しています。景気ウォッチャー調査の結果も前回に引き続き大幅に悪化しました。
次の買いサインがでるまで買いは控えたほうがよさそうです。
はてさてマイナス金利の効果はいつ現れるのでしょうか。