2015年9月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↓先行↑で見送り

内閣府から2015年9月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。なお、前回(2015年8月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2015年9月の景気ウォッチャー調査の結果は10月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

現状判断DI 先行き判断DI
原数値 47.5 (-1.8) 49.1 (+0.9)
季節調整値 48.7 (-1.3) 49.1 (+0.9)

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比1.3ポイント減少先行き判断DI前月比0.6ポイント上昇でした。前回はまったく逆でしたので株式相場と同じように景況感も保ち合いを続けているようです。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従い、今回は先月に引き続き見送りです。

日経平均株価と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)の推移です。日経平均株価は結局21,000円を抜けられないまま8月下旬から下落に転じ、2015年初頭の水準まで戻ってしまいました。

2015年10月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインと日経平均株価

2015年10月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインと日経平均株価

先月の発表時点(2015年9月8日)の終値は17,427.08円、現時点(2015年10月8日)の終値は18,141.17円ですので4%程度戻した格好となりました。

東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインとTOPIXの推移です。

2015年10月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインとTOPIX

2015年10月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインとTOPIX

TOPIXも先月発表時点(2015年9月8日)の終値は1,416.71円現時点(2015年10月8日)の終値は1,481.40円ですのでこちらは4.5%程度の上昇でした。

売買判断

上述の通り、景気ウォッチャー投資法のルールに従えば今回はホールド(売買なし)となります。4月時点で売りサインがでており、次の買いサインが待ち遠しいところですが、今はじっと我慢しましょう。

株価はここ一ヶ月ほど、17,000円から18,500円の間で乱高下を繰り返しています。こういった局面でうかつに売買サインがでない景気ウォッチャー投資法はあらためて優秀だと感じます。

さまざまな要因によって、私を含むフツーの投資家の思考はリスク回避に傾いていると思いますので、株価の早期回復はむずかしいかもしれません。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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