2016年9月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↑先行↑
内閣府から2016年9月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。
なお、前回(2016年8月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2016年9月の景気ウォッチャー調査の結果は10月11日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
原数値 | 44.8 (-0.8) | 48.5 (+1.1) |
季節調整値 | 46.3 (+0.3) | 49.6 (+0.7) |
景況感の実態を表す季節調整値は、先月に引き続き現状判断DIが前月比0.3ポイント上昇、先行き判断DIが前月比0.7ポイント上昇でした。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回はホールド(保持)となります。
日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。
発表日(2016年10月11日)の終値は日経平均株価が17,024.76円、TOPIXが1,356.35円で、それぞれ 0.39% と 0.77% の上昇となっています。
売買判断
日経平均はここしばらく15,000~16,000円の間でボックス相場を形成していましたが、本日17,000円を回復しました。
景気ウォッチャー調査の報告では「景気は、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、引き続き海外経済や金融資本市場の動向等への懸念がある一方、旅行・観光分野の回復、受注や求人増加の継続等への期待がみられる」とまとめられています。指数としては50を超えてはいませんが、ここ3ヶ月は上向きです。
年末にかけ、米大統領選挙もありますので、マーケットの行方と景気がどのように推移していくのか楽しみです。
景気ウォッチャー調査結果の履歴
- 2016年8月(2016年9月8日発表)
- 2016年7月(2016年8月8日発表)
- 2016年6月(2016年7月8日発表)
- 2016年5月(2016年6月8日発表)
- 2016年4月(2016年5月12日発表)
- 2016年3月(2016年4月8日発表)
- 2016年2月(2016年3月8日発表)
- 2016年1月(2016年2月8日発表)
- 2015年12月(2016年1月12日発表)
- 2015年11月(2015年12月8日発表)
- 2015年10月(2015年11月10日発表)
- 2015年9月(2015年10月8日発表)
- 2015年8月(2015年9月8日発表)
- 2015年7月(2015年8月10日発表)
- 2015年6月(2015年7月8日発表)
- 2015年5月(2015年6月8日発表)
- 2015年4月(2015年5月13日発表)
- 2015年3月(2015年4月8日発表)
- 2015年2月(2015年3月9日発表)
- 2015年1月(2015年2月9日発表)