2016年10月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↑先行↑で買い

内閣府から2016年10月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。

なお、前回(2016年9月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2016年10月の景気ウォッチャー調査の結果は11月9日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

なお、今回の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています

現状判断DI 先行き判断DI
季節調整値 49.3 (+3.0) 51.4 (+1.8)
原数値 46.2 (-1.4) 49.0 (+0.5)

景況感の実態を表す季節調整値は、先月に引き続き現状判断DI前月比3.0ポイント上昇先行き判断DI前月比1.8ポイント上昇でした。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は買いサインとなります。8月時点ですでに買いサインが点灯していますので、ポジションがあればホールド(保持)となります。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

発表日(2016年11月9日)の終値は日経平均株価が16,251.54円、TOPIXが1,301.16円で、それぞれ 4.54% と 4.07% の下落となっています。

売買判断

本日は奇しくもアメリカ大統領選挙の日でした。大方の予想を裏切りドナルド・トランプ氏が優勢に転じ、当選が確実になったため、ここしばらく比較的堅調に推移していた日経平均は900円以上急落し、ドル円相場も101円台にまで売られました。

というわけで、株価としては一ヶ月前の相場を下回ってしまいましたが、景気ウォッチャー調査の結果は4ヶ月連続の上昇となっており、先行きDIは約1年ぶりに50ポイントを上回りました

これは半分以上の人が景気がよくなっていると感じているわけですので、景気の改善感は徐々に高まっているようです。トランプ氏の影響によりしばらく相場は荒れるかもしれませんが、すべてが突然変わってしまうわけではないので、過度にリスクオフになる必要もないと考えています。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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