2015年11月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↓先行↑
内閣府から2015年11月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。いよいよ今年最後の発表となりました。
なお、前回(2015年10月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2015年11月の景気ウォッチャー調査の結果は12月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
原数値 | 46.1 (-2.1) | 48.2 (-0.9) |
季節調整値 | 50.4 (-1.3) | 51.7 (+1.1) |
景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DIが前月比1.3ポイント下降、先行き判断DIが前月比1.5ポイント上昇でした。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は見送り(売買しない)となります。
日経平均株価と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)の推移です。
先月の発表時点(2015年11月10日)の終値は19,671.26円、現時点(2015年12月8日)の終値は19,492.60円ですので0.9%程度下落しています。一時期2万円を超えましたが、今はまた戻しています。
東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインとTOPIXの推移です。
TOPIXも先月発表時点(2015年11月10日)の終値は1,589.40円、現時点(2015年12月8日)の終値は1,568.73円ですのでこちらは1.3%程度の下落でした。
売買判断
先月、買いサインが点灯したところで、今日発表された景気W調査をちらっと見たところ現数値は現状・先行きともに下がっていたので、「いきなり売りか?!」と思ったのですが、幸い季節調整値のほうは先行き判断DIが上向きだったため、ポジションとしてはホールドです。
さて、年末にかけて株価がどう動くか楽しみです。そろそろポートフォリオ見直しと来年度の NISA の投資先をはじめなくてはなりません。
ではみなさま、師走でご多忙かと思いますが、ご自愛くださいませ。