2015年4月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↑先行↓で見送り

内閣府から2015年4月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。なお、前回(2015年3月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2015年3月の景気ウォッチャー調査の結果は5月13日14時に発表されました。今月はGWがあったので遅めですね(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比1.9ポイント増加先行き判断DI0.8ポイント低下でした。前回は現状判断DI・先行き判断DIはいずれもマイナスでしたので、現状判断は改善しました。

※2015/6/9追記:2015/5/13発表資料では現状判断DIが49.9ポイントでしたが、2015/6/8に再度ダウンロードすると50.0に修正されていました。よって、正しくは現状判断DI前月比2.0ポイント増加先行き判断DI0.8ポイント低下となります。修正したのであればその旨、記載がほしいですね。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

  1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
  2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
  3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は見送りです。なお、先月は売りサインでした

日経平均株価と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)の推移です。現在日経平均株価は20,000円の大台を回復しようかという勢いですね。

2015年5月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインと日経平均株価

先月売りサインがでた時点(2015年4月8日)の終値は19,789.8円、現時点(2015年5月13日)の終値は19,764.72円ですのでほとんど変わっていません。ということは先月売った人も売らなかった人もさほど収支には影響していません。

東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインとTOPIXの推移です。

2015年5月時点での景気ウォッチャー投資法の売買サインとTOPIX

TOPIXも(2015年4月8日)の終値は1,588.5円、現時点(2015年5月13日)の終値は1,604.21円ですので1%程度しか変わっていませんが、中小型株が上がってきているせいか日経平均よりはパフォーマンスがよくなっています。

売買判断

上述の通り、景気ウォッチャー投資法のルールに従えば今回はホールド(売買なし)となります。次の買いサインがでるまで待ちましょう。先月に売りサインがでていますので、まだ売っていない人は売りとなるでしょう。

実際に株価は1万9千円~2万円で保ち合いを続けていますので、日経225が2万円を軽々と超えるか、もう少々下落して割安感がでてくるまで買うべきではないのかもしれません。

さてこれからどうなっていくのか楽しみですね。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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