2015年7月の景気ウォッチャー調査の結果：季節調整値は現状↓先行↓で見送り

内閣府から2015年7月の景気ウォッチャー調査（いわゆる“街角景気”）の結果が発表されました。なお、前回（2015年6月）の結果はこちらをご覧ください。

景気ウォッチャー調査の結果

2015年7月の景気ウォッチャー調査の結果は8月10日15時に発表されました（景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます）。

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DIが前月比0.3ポイント減少、先行き判断DIが前月比0.9ポイント減少でした。前回も現状判断DI・先行き判断DIともにがマイナスでしたので、小幅ながら下向きの傾向が続いています。

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は先月に引き続き見送りです。

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価（日経225）の推移です。日経平均株価は5月19日に2万円を再突破して以降、21,000円を抜けられないまま上下しています。

先月の発表時点（2015年7月8日）の終値は19,737.64円、現時点（2015年8月10日）の終値は20,808.69円ですので5.4%程度上昇しました。先月はちょうど中国株の下落などもあって、急落した直後でしたので、その頃から見ると上げています。

2001年から現在までの売買サインとTOPIXの推移です。

TOPIXも先月発表時点（2015年7月8日）の終値は1,582.48円、現時点（2015年8月10日）の終値は1,691.29円ですのでこちらは6.8%程度上昇しました。

上述の通り、景気ウォッチャー投資法のルールに従えば今回はホールド（売買なし）となります。4月に売りサインがでていますので、まだ売っていない人は今月も売りでしょう。