2016年4月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↓先行↓
内閣府から2016年4月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。
なお、前回(2016年3月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2016年4月の景気ウォッチャー調査の結果は5月12日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
原数値 | 43.5 (-1.9) | 45.5 (-1.2) |
季節調整値 | 40.0 (-1.6) | 42.9 (-2.4) |
景況感の実態を表す季節調整値は、先月に引き続き現状判断DIが前月比1.6ポイント下降、先行き判断DIが前月比2.4ポイント下降でした。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は見送り(あるいはポジションをもっている場合は売り)となります。2月の発表時に売りサインがでています。
日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。
現時点(2016年5月12日)の終値は日経平均株価が16,646.34円、TOPIXが1,337.27円で、いずれも一月で 5% 程度上昇しました。
売買判断
日本の株式相場は不安定な相場が続いています。景気ウォッチャー調査の結果も 4ヶ月連続で悪化しました。
今のところよほどよい材料がでてこない限り、上昇相場に転換するのは難しそうです。
買いサインがでるまで手控えるのが賢明でしょう。
景気ウォッチャー調査結果の履歴
- 2016年3月(2016年5月12日発表)
- 2016年2月(2016年3月8日発表)
- 2016年1月(2016年2月8日発表)
- 2015年12月(2016年1月12日発表)
- 2015年11月(2015年12月8日発表)
- 2015年10月(2015年11月10日発表)
- 2015年9月(2015年10月8日発表)
- 2015年8月(2015年9月8日発表)
- 2015年7月(2015年8月10日発表)
- 2015年6月(2015年7月8日発表)
- 2015年5月(2015年6月8日発表)
- 2015年4月(2015年5月13日発表)
- 2015年3月(2015年4月8日発表)
- 2015年2月(2015年3月9日発表)
- 2015年1月(2015年2月9日発表)