2017年9月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↑先行↓

内閣府から2017年9月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。今回は次のようにまとめられています。

「着実に持ち直している。先行きについては、人手不足や海外情勢に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」

なお、前回(2017年8月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2017年9月の景気ウォッチャー調査の結果は10月10日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

なお、2016年10月の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています

現状判断DI 先行き判断DI
季節調整値 51.3 (+1.6) 51.0 (-0.1)
原数値 49.6 50.4

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比1.6ポイント上昇先行き判断DI前月比0.1ポイント下落でした。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回はホールドとなります。6月時点で買サインがでていますので、ポジションがある場合は維持、ということになります。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

発表日(2017年10月10日)の終値は日経平均株価が20,823.51円、TOPIXが1,695.14円で、それぞれ先月より +8.03% と +6.38% と大幅に上昇しました。

売買判断

日本株は安倍政権での最高値に近づき、高値で推移しています。このまま21,000円を超えそうな勢いです。

足元で北朝鮮問題や衆議院選挙等、不確定な要素が多いため、今後の株価推移は不透明ですが、現状判断DIの値は大幅に改善していますので、一般人の景況感としては改善しているということは間違いなさそうです。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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