2016年8月の景気ウォッチャー調査の結果:季節調整値は現状↑先行↑で買いサイン点灯
内閣府から2016年8月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。
なお、前回(2016年7月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2016年8月の景気ウォッチャー調査の結果は9月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
原数値 | 45.6 (+0.5) | 47.4 (+0.3) |
季節調整値 | 46.0 (+2.8) | 48.9 (+2.3) |
景況感の実態を表す季節調整値は、先月に引き続き現状判断DIが前月比2.8ポイント上昇、先行き判断DIが前月比2.3ポイント上昇でした。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は買いサインですが、すでに先月の時点で買いサインがでていますので、ポジションのある方は保持となります。
日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。
発表日(2016年9月8日)の終値は日経平均株価が16,958.77円、TOPIXが1,345.95円で、それぞれ 1.85% と 3.10% の上昇となっています。日経平均に少し遅れてTOPIXが6月の値に戻しています。
売買判断
今回は家計動向関連は下降したものの、企業動向関連、雇用関連の業種でDIが上昇しており、先月の大幅な上昇に続き、プラスとなりました。
とはいえ、景況感が「横ばい」であることを示す 50 (季節調整値)を 2016年1月以降8ヶ月連続で下回っており、今月で46ポイントですのでようやく「横ばい」に近づいてきたようです。
オリンピックも終わって、ここ数日でも米国株の影響を受けて日経平均は乱高下しています。
景気ウォッチャー調査結果の履歴
- 2016年7月(2016年8月8日発表)
- 2016年6月(2016年7月8日発表)
- 2016年5月(2016年6月8日発表)
- 2016年4月(2016年5月12日発表)
- 2016年3月(2016年4月8日発表)
- 2016年2月(2016年3月8日発表)
- 2016年1月(2016年2月8日発表)
- 2015年12月(2016年1月12日発表)
- 2015年11月(2015年12月8日発表)
- 2015年10月(2015年11月10日発表)
- 2015年9月(2015年10月8日発表)
- 2015年8月(2015年9月8日発表)
- 2015年7月(2015年8月10日発表)
- 2015年6月(2015年7月8日発表)
- 2015年5月(2015年6月8日発表)
- 2015年4月(2015年5月13日発表)
- 2015年3月(2015年4月8日発表)
- 2015年2月(2015年3月9日発表)
- 2015年1月(2015年2月9日発表)