2017年5月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↑先行↑

内閣府から2017年5月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。今回は次のようにまとめられています。

「持ち直しが続いている。先行きについては、人手不足に対する懸念もある一方、引き続き受注や設備投資等への期待がみられる」

なお、前回(2017年4月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2017年5月の景気ウォッチャー調査の結果は6月8日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

なお、2016年10月の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています

現状判断DI 先行き判断DI
季節調整値 48.6 (0.5) 49.6 (0.8)
原数値 50.1 51.5

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比0.5ポイント上昇先行き判断DI前月比0.8ポイント上昇でした。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回はホールド(売買なし)となります。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

発表日(2017年6月8日)の終値は日経平均株価が19,909.26円、TOPIXが1,590.41円で、それぞれ先月より -0.26% と 0.22% の小幅な変動となっています。

売買判断

現状判断DI、先行き判断DIともに改善しましたが、先月に引き続き、基準値である1ポイント改善には至っていないため、今回の売買はなしです。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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