2017年3月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↓先行↓で売りサインが点灯

内閣府から2017年3月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。今回は次のようにまとめられています。

「持ち直しが続いているものの、引き続き一服感がみられる。先行きについては、引き続き受注等への期待がみられる一方、人手不足やコストの上昇に対する懸念もある」

なお、前回(2017年2月)の結果はこちらをご覧ください。

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景気ウォッチャー調査の結果

2017年3月の景気ウォッチャー調査の結果は4月10日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。

なお、2016年10月の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています

現状判断DI 先行き判断DI
季節調整値 47.4 (-1.2) 48.1 (-2.5)
原数値 50.6 49.0

景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DI前月比1.2ポイント低下先行き判断DI前月比2.5ポイント低下でした。先行き判断DIは先月から反転しました。

景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン

景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。

1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DI悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DI改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する

景気ウォッチャー投資法のルール変更について – 私の相場観

景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。

 

上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回は売りサインとなりますが、2017年1月にすでに売りサインがでていますので、ポジションがなければ、とりあえず様子見となります。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。

日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン

発表日(2017年4月10日)の終値は日経平均株価が18,797.88円、TOPIXが1,499.65円で、それぞれ先月より 2.37% と 3.26% の下落となっています。

売買判断

ここにきて株式は大きく下落し、4月13日には年初来安値をつけています。日本株は日本の情勢というより「トランプ大統領」にひっぱられている感が強いので、米国の動向を注意深く見守っていく必要がありそうです。

景気ウォッチャー調査結果の履歴

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