2017年10月の景気ウォッチャー調査の結果:現状↑先行↑で買い続行
内閣府から2017年10月の景気ウォッチャー調査(いわゆる“街角景気”)の結果が発表されました。今回は次のようにまとめられています。
「着実に持ち直している。先行きについては、人手不足や海外情勢に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」
なお、前回(2017年9月)の結果はこちらをご覧ください。
目次
景気ウォッチャー調査の結果
2017年10月の景気ウォッチャー調査の結果は11月9日14時に発表されました(景気ウォッチャー調査は毎月6営業日目に発表されます)。
なお、2016年10月の調査から季節調整値が主指標となり、原数値は参考になっています。
現状判断DI | 先行き判断DI | |
---|---|---|
季節調整値 | 52.2 (+0.9) | 54.9 (+3.9) |
原数値 | 49.9 | 53.7 |
景況感の実態を表す季節調整値は、現状判断DIが前月比0.9ポイント上昇、先行き判断DIが前月比3.9ポイント上昇でした。
景気ウォッチャー投資法のルール確認と売買サイン
景気ウォッチャー投資法の最新ルールを再確認しておきます。
1. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上悪化し、先行き判断DIも悪化したら売りサイン
2. 現状判断DIが前月から1.0ポイント以上改善し、先行き判断DIも改善したら買いサイン
3. 現状判断DIと先行き判断DIは季節調整値を使用する
景気ウォッチャー投資法の基本については野田聖二氏の著書をご覧ください。
上記、景気ウォッチャー投資法のルールに従うと、今回はホールドとなります。6月時点で買サインがでていますので、ポジションがある場合は維持、ということになります。
日経平均株価/東証株価指数(TOPIX)と景気ウォッチャー投資法の売買サイン
2001年から現在までの売買サインと日経平均株価(日経225)&TOPIXの推移です。
発表日(2017年11月9日)の終値は日経平均株価が22,868.71円、TOPIXが1,813.11円で、それぞれ先月より +9.82% と +6.96% とまた一段大幅に上昇しました。
売買判断
先月「このまま21,000円を超えそうな勢いです。」と書いたものの、あっという間に22,000円台に乗り、一時は23,000円を突破しました。
株価につられているのか株価がつられているのか、景気ウォッチャー調査の結果も現状・先行きともに50を超えていますので、全体として「景気がよくなっている」と感じているようです。私の周りのミクロな世界はあまり変わっていませんが(笑)
乱高下に一喜一憂してしまいがちですが、景気ウォッチャー投資法の原則に従ってこのまま様子見といきましょう。
景気ウォッチャー調査結果の履歴
- 2017年9月(2017年10月10日発表)
- 2017年8月(2017年9月8日発表)
- 2017年7月(2017年8月8日発表)
- 2017年6月(2017年7月11日発表)
- 2017年5月(2017年6月8日発表)
- 2017年4月(2017年5月11日発表)
- 2017年3月(2017年4月10日発表)
- 2017年2月(2017年3月8日発表)
- 2017年1月(2017年2月8日発表)
- 2016年12月(2017年1月12日発表)
- 2016年11月(2016年12月8日発表)
- 2016年10月(2016年11月9日発表)
- 2016年9月(2016年10月11日発表)
- 2016年8月(2016年9月8日発表)
- 2016年7月(2016年8月8日発表)
- 2016年6月(2016年7月8日発表)
- 2016年5月(2016年6月8日発表)
- 2016年4月(2016年5月12日発表)
- 2016年3月(2016年4月8日発表)
- 2016年2月(2016年3月8日発表)
- 2016年1月(2016年2月8日発表)
- 2015年12月(2016年1月12日発表)
- 2015年11月(2015年12月8日発表)
- 2015年10月(2015年11月10日発表)
- 2015年9月(2015年10月8日発表)
- 2015年8月(2015年9月8日発表)
- 2015年7月(2015年8月10日発表)
- 2015年6月(2015年7月8日発表)
- 2015年5月(2015年6月8日発表)
- 2015年4月(2015年5月13日発表)
- 2015年3月(2015年4月8日発表)
- 2015年2月(2015年3月9日発表)
- 2015年1月(2015年2月9日発表)